カルト組織やマルチビジネスのトップは、
組織内で必ず『独自の用語』を浸透させます。
オウム真理教であれば『ポア』『カルマ』
連合赤軍であれば『総括』
その他、どことは言いませんが『ざ○む』とか、
最近では『HG』といった用語もよく耳にした単語ですね。
NFTでも、マルチビジネス的運営手法を得意とする方々が、色々な癖のある単語を好んで使用しております。
『ガチホ(Gachiho)』『○禅』『A○磨き』『プレゼント』などなど。
気味が悪いですね。とても不気味な単語です。
最近では『文化』という言葉が頻発されております。
『独自の文化を作るのが大切なんだ』と。
さて。
カルト組織が必ず『独自の用語』を浸透させる理由は何でしょうか?
……それは、本来の汚い目的を覆い隠すためです。
『文化』自体は、悪い印象の言葉ではありません。
どちらかといえばポジティブな単語でしょう。
そして、非常に幅が広い言葉です。
故に、汚い目的を覆い隠すのに、非常に便利なのです。
■■■■
具体例をあげましょう。
少し前に乱用されていた、
『セカンダリ文化』と称して、相場操縦をする手法です。
まずは準備として、
事前にプロジェクト運営者同士が結託して、
買い仕込みをしたり、タダでインフルエンサーにトランスファーしたりします。
その後に、インフルエンサーが『この銘柄がオススメです!』と買い煽りをします。
それに連動して、結託している情報系インフルエンサーが次々と『やばい、ボクも買いました!』と煽ります。
すると、その銘柄の価格を数倍に吊り上げることができます。
吊り上げた銘柄は、サブウォレットに移動させてからマネーに換金して、搾取完了です。
NFTという流動性の低い市場では、
悪意あるインフルエンサーの組織力で、簡単にそれができてしまうのです。
通常の金融商品の市場では明らかな違法行為であっても、
NFT市場はまだまだ法整備も追いついていないため、やりたい放題なわけです。
これを『セカンダリ文化』と称して実行しているわけです。
醜悪ですね。卑怯ですね。
でも、それが今のNFTの支配者達の『クレバーなマーケティング』です。
……カルトコミュニティに『属しているだけ』の人達は、
基本的にはあまり罪は無いと思いますが、
よほどの馬鹿でない限りは、上記の手法については、何となくわかっていたはずです。
わかっていながら、自分もオコボレに預かるために、
見てみぬふりをしていた人は多いでしょう。
思い当たる人、いますよね?
■■■■
『セカンダリ文化』については、あまりにも露骨な手法なので、最近は鳴りを潜めているようです。
最近ではシンプルに、カルトの組織形成全般を『文化』という言葉で正当化しようとしているのがブームのようです。
『文化』を作りたいなら、好きにしたらいいでしょう。
問題は、文化という言葉を利用して、醜悪な行為を正当化する事です。
メインは、やはり『相場操縦』です。
金融商品市場において、相場操縦は極めて悪質な行為です。
決められたルールに基づいて相場が形成されてこそ、フェアで健全な市場が成立します。
同一市場内でルール違反をする者がいれば、
市場はめちゃくちゃになります。
NFTでも、相場操縦が市場を破壊することは、まったく同じです。
ただ、悲しことに法整備が追いついておりません。
現状、カルト組織が『文化』と称して、
身内に隔たった配布をして、
『ガチホ強要』で流動性を無くしてコントロールしやすい状態にしてから、
自作自演の相場操縦を乱用し、
虚像の価格形成をしてNFTマーケットを破壊しております。
スタートの時点から相場操縦を徹底して実行してきたカルト集団は、それを『文化』と称して、正当化しようとしているわけです。
法整備が追いついていない以上は、
いま市場にいる皆さんが声をあげ続ける事が
もっとも重要な事だと、私は思っております。
■■■■
今回のまとめです。
『変な用語を浸透させようとするカルト集団にはNOを突きつけましょう』