N活が思うようにいかずメンタルにきている方々へ
こんにちは、ミルクオーレという小さいNFTコレクションをやっている樋口と申します。
コレクターとしてNFTに参加してもうすぐ1年半、自身のNFTコレクションの運営をスタートして8ヶ月になります。
NFTに関わられている方達との情報交換は99%Twitterで行っているのですが、沢山の方達と出会う一方で、N活をお辞めになる方、お辞めになる場面にそれなりに遭遇します。
売れなくて辞めるという分かりやすいパターンがある一方で、まさかこの方がとか、なぜこの方がと驚くケースもあります。
自分は自身のコレクション運営で8カ月間、大きく精神的にダメージを負う場面は無かったのですが、最近あるキッカケで他人様のNFTコレクションの販売のお手伝いをする中で初めて精神的に参る場面があり、辞めていく方達の気持ちが少し分かるようになりました。
コレクターとして疲れを感じる場面は以前から少しあり、このコラムの寄稿をキッカケに、一度それらの考えられる原因のまとめと、自分がそれらを乗り越えるために行動したもののまとめを書き残しておきたいと思います。
N活にストレスを感じる場面(コレクション運営者編)
① 作品が売れない
↳自分の場合はストレスに感じるのはここだけ。
ミルクオーレは自分の想定していたペースで売れないタイミングも経験しましたが、販売単価を上げ続けていましたので、心の奥で「簡単に売れない」ということも理解しており精神的に大きなダメージを感じたことはありませんでした。
しかし、販売のお手伝いのところで0.005ETH(本日のレートで約1300円)の作品が想定していたペースで売れない経験をした時にものすごい精神的な負荷を感じました。
どの程度の金額の作品が売れなかった時に精神的ダメージを負うかは人によりますし、作品やコレクションに対する想いの強さにより変わると思います。
自分の場合は1300円の作品であればオマケを付けたりお義理でサクサク売れていくものだと誤解していました。
売れなかった時に「市場から必要とされていない物・必要とされていない人物(宣伝をしている私のこと)」だという感情にリアルに襲われ、ダイレクトにメンタルに来ました。
【樋口の改善策】
以前は作品にかかっている想いやコンセプトを無視した宣伝になっており、見せ方や売り方が雑でした。
作品のコンセプトやクリエイターさんの想いを伝えることも宣伝に加えたところ、コンセプトに共感してくださったコレクターさんのお迎えが発生しました。
N活にストレスを感じる場面(コレクター編)
① たくさんの情報を追いきれない(機会損失の可能性への焦燥感)
情報を追ったり指定されたタスクをこなすことで高確度で得られるメリット(ALの付与など)があり、追おうとするも数が多すぎてキャパオーバーに。
② 個人コレクター同士のコミュニケーション
付き合いが広くなりすぎて①と同じくキャパオーバーに。
【樋口の改善策】
当たり前に付き合いを戦略的に減らす。
PJ系はディスコードを抜ける、公式のTwitterアカウントのフォローを外す。
個人間のやり取りはメンタルのやられ具合にもよりますが、かなりやられているのであれば一時的にミュートしていく。
N活にストレスを感じる場面(番外編)
① 他人の成果と自分の成果を比較して劣等感に襲われる。
樋口にこの性質は無いのですが、圧倒的にこのパターンでやめてく方が多いので、敢えてここで書いておきます。
【樋口の改善策】
最も間抜けで惨めな結果になりますので、嫉妬を感じるTwitterアカウントがあればミュートしてください笑
N活に限らずこれしちゃうと全て地獄に足を一歩入れることになります。
勝手も大して意味はありませんし、負けても大して意味はありません。
昨日の自分よりイケてるかどうかだけです。
最後に、そもそも論としてN活でメンタルがやれてる人も、N活と全く関係の無い事でメンタルがやられてる方も、プライベートが充実していないケースが圧倒的に多いです(メンタル損傷の根っこはN活ではなかったりします)
プライベートの充実というのは決して日常が贅沢であったり華やかであるということではありません。
身の回りの人や当たり前のように存在している事象に心の底から感謝できているか、日常生活で起こる小さな幸せが見えているか等、普段の心持が落ち着いているかが心の充実に繋がっています。
NFTで稼ぎたいというところも自分も含めて普通の一般人なのであれば、本業で日本円をきっちり稼げている土台があるのかどうかもメンタル(時期が来るのを待つ余裕)に大きく影響します。
退路を断ってフルコミットすることで追い詰められて火事場のクソ力を出せる人も稀にいるかもしれませんが、41年今まで自分が生きてきて接してきた数々の人を見ますとそのタイプの人は圧倒的に少なく、むしろ土台で稼ぐものを持ちながら趣味に近い関わり方で取り組んでいる人がそれなりに稼いだケースを見た数の方が多いです。
もちろん大成功はそこに無いかもしれませんが、大失敗もないし、農耕民族のDNAに支配されている大半の日本人の性格にはむしろその堅い土台の上で新しいことにチャレンジするアプローチが最適解なんじゃないかと思っています。
何が言いたいかって、N活にストレスを感じてる方は
① 付き合いは本当に大事な人と物、数人(数個)にまで厳選して減らそれを大事にする。
② 拾う情報先も本物だと思える1~2個まで減らす。
③ NFTで稼げていないのであれば本業でもっと日本円を稼ぐ
※NFTを諦めろというメッセージじゃないです、上手くいかなかったら①~③をしていくとまた勝手ににメンタルもバイタリティも戻るという事です。
“勝手に”というところがポイントです、戻らない方は潜在的な意識としてNFTを続けたいっていう属性の人では無いと思いますので、ダラダラ続けて傷口を広げるよりむしろケジメがついて良いキッカケでもあります。
上記のような自己完結型じゃなく不完全な部分をかなり残した状態で、それぞれの弱みを補完しながら出来るだけ少ない人数(2~3人)で突破する方法もありますが、相方の見つけ方など書き出すと長くなるのでもう止めます 笑
いずれにしましてもこれらの方法は樋口が今まで行った行動で良かったことで、人それぞれ置かれている環境など前提条件が違いますので単純に皆さんにも合うということは当然ありません(ここまで読ませて申し訳ないです)
自分がストレスなくやれそうだと思う事だけ一部を取り入れると何か考えるキッカケになるのかなと思います。
色々ありますが断捨離(ここでの断捨離の対象物は物ではなく、人付き合いと情報源を指します)するとメンタルが本当に落ち着きます。